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アイオワ州の党集会に勝利した民主党のバラク・オバマ上院議員(46)。強力な候補者と見られていたヒラリー・クリントン上院議員(60)を追い上げ、その勢いから米国初の黒人大統領になるのではと注目されている。 米国と言えば、『ニューヨーク』、『ラスベガス』、『ロサンゼルス』と観光というイメージしかないかもしれないが、一昔前なら、『人種差別』、『自由の国』。 人種差別が法的に禁止されたのは、1964年7月にリンドン・ジョンソン大統領の頃の話。公民権法(人種、宗教、性、出身国の差別禁止)が制定され、差別的な行為が違法となった。 それでも、なにかしら、他人よりも自分が優れていると思いたい、自分の境遇へのはけ口のようなものから差別意識が生まれるだけに簡単に消えるものでもない。黒人への風当たりは、1960年代の公民権運動が行われた当時に比べれば、大分改善されたが、現在でもないわけではない。 そんな中、米国で黒人大統領が登場となれば、快挙であることは間違いない。現在の人気の高さを見る限り、その可能性は十分ある。 しかし、その一方で、昨年5月には、白人至上主義KKK(クークラックスクラン)のメンバーがオバマ暗殺を計画していると情報が浮上、その直後に、オバマ氏にシークレットサービスの護衛がついた。 これまで米国では、黒人に関わる大統領、黒人指導者はことごとく暗殺されていることから、単なるウワサという軽いものではない。 初代アメリカ大統領のリンカーンは、奴隷解放宣言により黒人奴隷を解放、ジョン・F/ケネディは、黒人を積極的に連邦政府の幹部に任命、司法省では黒人連邦検事が10人〜70人に増やすなど、黒人を積極的に雇うよう企業、労働組合に働きかけた。 また、解放運動を推進した黒人指導者として、マーチン・ルーサー・キング、マルコムXなどもおり、教科書などにも登場する人物だが、いずれも暗殺されている。 今回は、いよいよ初の黒人大統領の可能性と、その人気の裏で暗殺の危険もささやかれており、オバマ氏を支持する黒人有権者の中には、暗殺されると指示しながら投票はしないと語るものもいる。 ただ、CNNによると、白人の65%が黒人大統領を受け入れる用意があるという結果もあり、そんな時代ではないという声もある。 もし、暗殺されるようなことになれば、パキスタンのブット元首相の二の舞になる。ブット氏は米国の強い支持者であり、パキスタン民主化を進めるため、米国がパキスタンに返り咲く筋道をつけたという。 もちろん、暗殺される可能性が高く、米国側で密かに警護していたというが阻止できず、米国の力の無さを露呈したカタチ。 これがもし、米国内で、大統領候補者が暗殺されるとなれば、米国の権威は地に落ちる。ただでも、経済的にはサブプライムローンで冷え切った中、政治的にも大きなダメージとなれば、今後、どのような波乱を巻き起こすかわからない。 人種差別は一昔前の話と、何も起こらなければいいのだが。 |
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